BMP を CDR に変換する方法
BMP(ビットマップ画像ファイル)はピクセルを保存するラスタ形式です。CorelDRAW の CDR 形式はベクター方式ですが、BMP を埋め込んだりトレースしたりできます。つまり、BMP を CDR ドキュメント内の画像としてインポートすることも、CorelDRAW のトレースツールを使用してラスタ画像を編集可能なベクターグラフィックに変換し、CDR として保存することも可能です。
1. CorelDRAW に BMP をインポート
- CorelDRAW を開きます。
- File → Import に移動し、.bmp ファイルを選択します。
- 希望のサイズでキャンバス上に配置します。
- ビットマップを埋め込むだけの場合は、Save As → CDR を実行します。
2. BMP を編集可能なベクターに変換
ビットマップから拡張性のあるベクター アートワークを作成するには:
- CorelDRAW 内でインポートした BMP を選択します。
- Bitmap → Outline Trace に移動し、トレースオプション(ロゴ、詳細、クリップアートなど)を選択します。
- CorelDRAW がビットマップからベクターパスを生成します。
- 結果を調整し、ファイルを .cdr として保存します。
3. オンライン変換ワークフロー
Conholdate を使用した迅速なオンラインオプション:
- BMP ファイルを products.conholdate.app にアップロードします。
- BMP を SVG または PDF 形式に変換します。
- エクスポートしたファイルを CorelDRAW で開きます。
- 調整を最終化し、.cdr として保存します。
4. Inkscape を使った無料代替手段
CorelDRAW が利用できない場合:
- Inkscape で BMP を開きます。
- Path → Trace Bitmap を使用して画像をベクター化します。
- トレース結果を SVG として保存します。
- SVG を CorelDRAW にインポートし、CDR として保存します。
⚠️ Important:
BMP はラスタ形式です。埋め込むだけの場合、画像はうまく拡大縮小できません。解像度に依存しないグラフィックを CDR ファイルで使用したい場合は、ベクタートレース(Outline Trace または SVG エクスポート)を使用してください。